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フサスグリを実生で育てるには

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フサスグリは別名カーランドとも呼ばれています。
スグリ同様、ユキノシタ科の落葉低木です。

フサスグリは赤い実がなる「レッドカーラント」と
黒い実がなる「ブラックカーラント」の2種類に分類できます。

フサスグリは自家受粉を行うので、人工受粉は不要です。
株立ち状になって、房状に実をつけます。
果実は酸っぱいので「酢塊」と漢字では表記されています。

赤い実はジュースやジャムの材料になったり、
外見が可憐で美しいため、観賞用としても人気が高い果樹です。


■フサスグリを実生で育てるには

1.鉢植え栽培がおすすめです
フサスグリを実生から育てる場合、
庭植えよりも鉢植え栽培がおすすめです。
移植の時期は梅雨の6月から7月上旬が適しています。

用土の割合は、赤玉土6、腐葉土3、川砂1くらいの割合で混ぜます。
苗の根を傷めないよう注意し、根を広げながら浅く鉢に植えつけます。

支柱を立てしっかりと固定させます。
置き場所は風通しがよく、西日の当たらない反日陰が適しています。
たっぷりと水を与えるようにします。

肥料は特に注意する必要はありません。
元肥として有機質肥料を2月~3月にかけて施します。

2.移植後の栽培のコツ
移植を終えた後しばらくは実生を観察しながら、
毎日水やりを行います。
ある程度生長したら、表土が乾いたら与える程度で大丈夫です。

乾燥に弱いので梅雨明けしたら、
寒冷紗などで直射日光を避けるようにします。

実生で育てたフサスグリは、とっても愛着が湧きますね。

■参考
・フサスグリの育て方 庭植え|耐暑性の強い品種を選ぼう
・フサスグリの育て方 鉢植え|植え替え後の栽培が成果に

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フサスグリの愛らしい実


フサスグリは、スグリに似た実が房状につきます。
濃い緑色の葉に、つややかな赤い実が非常に美しいため、
観賞用の果樹としても愛されてきました。


[フサスグリ 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
フサスグリの鉢植えは、3月に5号鉢に植え付けます。
根鉢を崩さないように、市販の培養土、
または赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合で,
混合した用土で植え付けます。
植え付け直後の剪定は行いません。

乾燥を防ぐために、鉢土の表面にピートモスや堆肥、
パーク片などを敷くか、マルチングをするとよいでしょう。

実なりの良かった年の翌春に、根を1/3程整理して植え替え、
その年は結実させずに株の成長を優先させると、
また質の良い実が収穫できます。

高温多湿が苦手なので、梅雨が明けてからの暑さに注意します。
真夏は風通しのよい、涼しい場所で管理しましょう。


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フサスグリ、鉢でも立派に実る


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フサスグリの新芽の展開


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
フサスグリの仕立て方は、株立ち仕立てが一般的です。
夏になると出てくる新梢を伸ばします。
剪定は1月~2月に行い、実がついた枝は付け根で切り、新枝に更新します。
また、枝を間引いて日当たりを良くします。

水やり
土の表面が乾いたら、水をたっぷりと与えます。

施肥
植え付け1カ月後に施肥をし、
以降は毎年3月~4月に玉肥を3~4コ、
鉢の縁に埋め込んであげましょう。

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フサスグリ(カーラント)の実


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フサスグリ、色づく前


フサスグリは、その名のとおり、
房状に実のつくスグリの仲間です。

スグリと同じように、樹高1mほどブッシュ状の低木ですが、
スグリと違ってフサスグリには枝にとげがありません。
フサスグリの実は、スグリよりも小さいです。

英名をカーラントともいいます。
寒さに強い果樹のため、
古くから北海道で多く栽培されてきました。


[フサスグリ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

栽培条件
スグリ同様に寒さには強いのですが、暑さと乾燥に弱く、
高温多湿では病気にかかりやすくて生育も悪くなります。

そのため栽培適地は、東北地方以北か、
中部地方の高地など冷涼地になります。

関東以南の地域で栽培する場合は、北向きの場所や、
西日の当たらない涼しい日陰となるところで、
風通しの良いところを選びます。

品種選び
なるべく暑さに強い品種を選びます。

赤い実のなる「アカフサスグリ(レッドカーラント)」と、
黒っぽい実のなる「クロフサスグリ(ブラックカーラント)」に大別されます。
クロフサスグリはうどんこ病に弱いので、
家庭栽培で育てやすいのはアカフサスグリの方です。
「レッドレイク」「レッドダッチ」「ロンドンマーケット」などの品種があります。

フサスグリは、スグリと同様に自分の花粉で実をつけるので、
1本だけで収穫できます。


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フサスグリ、発芽


植え付け時期場所

植え付け
フサスグリは3月に植え付けます。
直径・深さともに30cmくらいの穴を掘り、
掘り上げた土の半量に、同量の堆肥や腐葉土を混ぜて埋め戻します。
その上に残りの土を埋め戻します。

フサスグリの苗は、根を広げるようにして浅く植えつけ、
支柱を立ててしっかりと固定します。
植え付け後はたっぷりと水をあげましょう。
植え付け直後の剪定は、しません。

植え付け場所
極端に水はけの悪い場所でなければ、特に土質は選びません。

夏でも涼しい気候の地域ならば、日当たりがあってもかまいませんが、
関東以西の暖地では、北向きの庭や半日陰となるような、
風通しのよい涼しい場所に植え付けましょう。

乾燥すると実つきが悪くなるので、
夏の高温乾燥期には寒冷紗で日よけをするか、
あらかじめ日陰になるような落葉樹の木陰に植えます。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
「ブッシュ状仕立て」が一般的です。

植え付け翌年の春以降、地際から新梢が次々と伸びてくるので、
強そうなものを3~4本だけ残して他の枝は根元から切ります。

毎年これを繰り返して、3~4年で1株10本ほどの、
ブッシュ状の樹形に仕立てます。

剪定
フサスグリの剪定は、11月~1月に行います。
前年に実を収穫した枝は、冬に株元から切り取り、新梢と更新します。
ただし、収穫後に新梢が伸びているものは、残してもかまいません。

枝が混み合っているようであれば間引き剪定をして、
株元の日当たりと風通しを良くします。

施肥
植え付け時に堆肥を与えた後は、特に施肥の必要はありません。

収穫
7~8月になると先端から実が色づいてきて、鮮やかな色になります。
完熟したら、3~4房を一度に指で摘み取るようにして収穫します。

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