パッションフルーツの実
パッションフルーツ、いただきます!
パッションフルーツ(Passion fruit)は、
花が時計の文字盤に似ていることから、
「トケイソウ」とも呼ばれます。
西洋では、この花を十字架にかけられたキリストに見立てて、
「パッション(受難)フルーツ」という名がつけられました。
パッションフルーツの果実は、柔らかな果肉の中に多くの種と、
それを包むゼリー状の仮種皮と呼ばれる部分がありますが、
食用にするのは主にこのゼリー状の部分です。
生でそのまま食べたり、ジュースに加工したり、
お菓子や料理の香り付けにも利用されます。
[パッションフルーツ 鉢植えの育て方]
■植え付け時期と場所
・植え付けと管理
パッションフルーツの苗は、水はけの良い用土に、浅植えにします。
用土は、赤玉土(小)6:腐葉土2:パーライト2の割合で混合したものか、
または市販の培養土が良いでしょう。
植え付けたら、鉢高と同じ高さで切り詰めます。
植え付け時にあんどん支柱を立てて、
つるを誘引して育てます。
霜には弱いので、冬は早めに室内に取り込みます。
室内では、日当たりの良い窓辺に置いて5℃以上を保ちます。
根詰まりするとつるが伸びなくなってしまうので、
そうなる前に植え替えますが、
パッションフルーツの株自体の寿命が7年くらいなので、
寿命が来る前にあらかじめ実生や挿し木で株を更新しておきます。
種子から育てる場合は、6月~7月に、
赤玉土(小)6:ピートモス2:川砂2の用土に、
成熟した果実から取り出した種子を、水洗いしてからまきます。
パッションフルーツの不思議な花
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方と剪定
あんどん仕立てにします。
つるは、支柱の外側に巻きつけるようにして誘引します。
切り戻した後に伸びた新梢に花芽が付くので、
収穫後の9月~10月に切り戻して、誘引を繰り返します。
春先(4月)にも、混み入った枝や生育の悪い枝を間引き剪定します。
・水やり
表面の土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
特に、収穫前の6月~7月には、
こまめに水やりするようにしましょう。
・施肥
4月、7月、10月に固形の有機質肥料を施します。
そのほかに、葉の色を見て液肥を月2回ほど施します。