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ポポーの育て方 庭植え|栽培しやすい美味な南国果樹

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ポポーの実


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ポポーの花は、緑色からこげ茶色に変わる


ポポーはアテモヤやチェリモヤといったバンレイシ科の果樹で、
トロピカルフルーツとされていますが、
温帯原産のため耐寒性が高く、
日本でも育てやすい果物です。


[ポポー 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

栽培条件
耐寒性が強いとはいえ、もともとがトロピカルフルーツのため、
庭植えができるのは関東以西となります。

実生もよく発芽しますが、収穫できるようになるまで、
時間がかかりますので、苗木を買い求めたほうがよいでしょう。

・品種選び
ポポーは自分の果実では結実しにくいので、
開花期の近い2品種以上を選んで植えます。
「ウェルズ」と「NC1」、
早生なら「ウィルソン」と「タイトゥー」、
などの組み合わせがよいでしょう。


植え付け時期場所

植え付け
ポポーは直根が深く伸びて大木となるため、
根が深く張れるように、植え穴は深めに、
50cm以上掘ってから植えつけます。
乾燥を嫌うため、元肥を入れて植えつけた後は、
マルチングをしておきましょう。

苗を植えつけて2年くらいは、
生育がゆっくりしていますが、
成木になるに従い樹勢が強くなっていきます。

植え付け場所
日当たりの良いところで地下水が深く、
水はけのよい肥沃な場所を選びます。
やや粘土質の用土を好みます。

ポポーの枝はやわらかく折れやすいのと、
落果をできるだけ防ぐために、
強風の当たらない場所が適しています。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
ポポーの剪定の時期は、幼木のころは8月~9月、
成木になってからは12月~1月にします。

新梢を半分に切り戻して自然形を作ります。
枝が立ち上がりやすいので、樹形ができてからは、
混み合った場所で内側に出る枝や、
立ち上がる強い枝などを間引き剪定をし、
日当たりがよくなるようにします。

葉が落ちてから、結実した先に、
2芽くらい残して、切り戻しておきます。

施肥
開花後の5月頃と、実が熟し始める9月頃に、有機質肥料を施します。

受粉
人工授粉を行うと、より確実に結実します。
ポポーの花は両性花ですが、雌しべの方が先に成熟します。
開花後3~4日して、雌しべの機能がなくなった頃に、
雄しべから花粉が出てきます。

受粉する花が茶色に変化した頃、
先に咲いた花の雄しべの花粉を柔らかい筆で受粉してあげます。

摘蕾摘果たくさん結実したら、
7月頃に、葉数10枚につき1果を目安に摘果します。

収穫
果実が色づきやわらかくなったら収穫します。
自然落果するまで待ってもよいでしょう。
収穫後、涼しい場所で2~3日追熟させると甘味が増します。
追熟し香りが強くなったころが食べごろです。
縦に切って食べましょう。

>>ポポーの苗を見てみる