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キウイフルーツ 剪定の方法は?

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キウイフルーツはマタタビと近縁のつる性落葉果樹です。
原産地は中国で、20世紀ころニュージーランドで品種改良されて、
世界で広く栽培されています。

果肉は緑色のものが大半ですが、
近年では黄色の甘みが強い品種も注目されています。

キウイ特有の栄養素も豊富に含み、
美肌や健康づくりをささえてくれる頼もしい存在です。


■キウイフルーツの剪定の方法

1.休眠する冬に作業
キウイフルーツの本格的な剪定は、
12月から2月ころにかけて行います。

2月の作業でも樹液が流れ出てしまい、
樹勢に影響をあたえることがあるので、
できれば2月初旬ころまでに済ませるようにするとよいでしょう。

混んでる枝は間引くようにし、
日あたりと風通しがよくなるようにすっきりさせましょう。

枝と枝が触れるようなら、
後にじゃまになる可能性が高いので、付け根から切ります。
おおよそ50センチくらいの空間ができるような感じにします。


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キウイフルーツの花


2.樹勢の調整と残す枝
キウイフルーツは昨年に実をつけた位置より、
先の芽を残すような剪定をします。

節が詰まり気味で大きい芽のついた枝は、
実をつけやすい枝なので、
むやみに切り落とさないように気を配ります。

新梢の出たところから数えて、
5~7芽くらいがついた状態にして切り戻します。

太い枝の上から伸びた勢いの強い枝は、
付け根から切ってかまいません。

木の全体のバランスを見て、
まんべんなく結果母枝が残るように仕立てます。


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枝を観察して剪定していきます


3.夏季剪定をするときの注意
枝葉が混み合ってくると、果実が思うように熟してくれません。
そこで枝を間引きすることになりますが、
垂直に伸びた枝を付け根から切り落とします。

古い枝から出た徒長した枝や実のついてない、
じゃまな枝も切ります。

キウイは中途半端なところで切ると、
よけいに勢いがつく事があるので注意します。

■参考
・キウイフルーツの育て方(鉢植え)
・キウイフルーツの育て方(庭植え)
・キウイフルーツ 剪定の方法は?
・キウイフルーツ 実がならない理由は?