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ユズの実たち


ユズは古くから日本人におなじみの果樹で、
青いうちから薬味として利用できます。
本ユズは香りも良く一級品種ですが、育てるのがやや難しいです。

ハナユは、花まで香りが強く、料理に利用できることから、
ハナユと名づけられたといわれています。

果実の香りはユズより弱いのですが、
ユズより早くから実をつけるので「一才ユズ」の名で出回り、
ユズの代用とされることもあります。
低木のため、鉢植えにむいています。


ユズ・ハナユ 鉢植え育て方

植え付け時期場所

植え付け
ユズ・ハナユの植え付けは、3月~4月に、
気温が十分高くなってから行います。

6~7号鉢に、水はけと保水性の良い用土を用いて植えつけ、
鉢と同じ高さで切り戻して枝を出させます。
新梢が伸びたら、夏に針金をかけて水平に誘引します。

1年おきに植え替えます。
ユズもハナユも自家受粉をするので、1本だけで収穫できます。


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ハナユ(一才ゆず)


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ユズのシャーベット


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
模様木風仕立てが一般的です。
枝先を切り詰めて新梢を出し、
シュロ縄で誘引して模様木風に仕立てます。

樹高が鉢の高さの2.5~3倍くらいになるように仕立てます。

水やり
表面の土が乾いたら、水をたっぷりと与えます。
特に冬は、乾燥させないように注意します。

施肥
3月と12月に、親指大の固形肥料を3~4個、
鉢縁近くに埋め込むように施します。

収穫
ユズ・ハナユは緑果も利用できます。
7月下旬以降、利用を兼ねて間引くように摘果します。

最終的にユズは1株3果、ハナユは5~6果にします。

>>ユズ・ハナユの育て方 庭植えはこちら

>>ユズ・ハナユの苗を見てみる

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ユズの結実


ユズは中国揚子江上流が栽培の原産で、
カンキツ類の中では最も耐寒性があり、
東北地方以南で栽培できます。
丈夫で育てやすい果樹です。

ユズは晩秋に熟しますが、
果皮が緑色のうちからその香りを料理に利用できるため、
摘果をかねて、8月下旬から未成熟な果実を収穫できます。
ユズは収穫できるようになるまで、時間がかかります。

ハナユは一才ユズの名で出回っています。
ユズより小型で香りも弱いものの、ユズに似た香りがあります。
その名のとおり花にも香りがあり、花も食用として利用できます。
ハナユは、収穫できるようになるまでそれほど年数がかかりません。


栽培条件品種選び方

栽培条件
カンキツ類の中で最も寒さに強く、
多雨や乾燥にも強いため、
東北地方や北陸地方でも庭植えで栽培できます。

ユズやハナユは、排水性と保水性の良い、
肥沃な土壌を好みます。

・品種選び
ユズには多くの品種がありますが、
種が入らず、トゲのない「多田錦」などが、
家庭栽培に向いていて、育てやすいでしょう。

ハナユには、品種はありません。


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ユズの花


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ユズ茶も美味


植え付け時期場所

植え付け
ユズ・ハナユの植え付けは、3月に行います。

直径・深さ共に50cm程度の穴を掘り、
掘り上げた土の半量に堆肥や腐葉土、鶏糞を混ぜ込み、埋め戻します。
その上に何も混ぜていない土を埋め戻してから、
深植えになり過ぎないように植えつけます。
植え付けたら、高さ50~60cm程度で切り詰め、
たっぷりと水を与え落ち着かせます。

植え付け場所
日当たりが良く、風通しのよい場所に植えつけます。
ただし、西日が強く当たる場所は避けましょう。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
ユズ・ハナユは直立性で大木になりますが、
若木のうちから枝を誘引し、開帳させると樹勢が落ち着き、
早く実をつけるようになります。
「開心自然形仕立て」が適しています。

剪定
混み合っている部分や、弱い枝などの間引き剪定を中心に行います。
強い枝は実つきが悪いので、特に長く伸びた枝は、半分程度に切り返します。

施肥
3月上旬、6月上旬、11月の年3回、配合肥料を施します。

摘蕾摘果
摘蕾は、葉のない枝や葉の少ない枝についた蕾を取り除きます。
開花、結実は植え付けから4年目以降にしましょう。

8月下旬~10月中旬までは、収穫を兼ねて緑果の摘果を行い、
最終的に葉100枚あたり1果程度になるようにします。

収穫
ユズ・ハナユは、11月になって、
果実が黄色く色づいたら収穫します。

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