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スモモの種類

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スモモは、小さな桃の形をしています


桃と同じ品種だと思われがちですが、違う品種になります。
スモモは、バラ科サクラ属、桃は、バラ科モモ属です。

スモモにはたくさんの種類があり、
収穫時期や色・形、味わいにそれぞれ特徴があります。


■スモモの種類

・大石早生(おおいしわせ)
日本で最も多く栽培されている品種です。
真っ赤に熟し、果頂部が少し尖った、
桃を小さくしたような形をしています。

甘みはそれほど強くなく、酸味があり、果汁が多く、
さっぱりとしてジューシーな味わいです。

収穫時期は、6月中旬から7月中旬です。
スモモの中では最も早く結実します。

自家結実性ですが、1本ではあまり実付きが良くありません。
近くにサンタ・ローザを植えるとよく実がなるようになります。

・ソルダム
ソルダムは大石早生の次に日本で多く栽培されています。
緑色のスモモのイメージですが、完熟すると深い赤い色になります。

実は、完熟早生よりも大きめです。
甘みと酸味のバランスがよく、日持ちがよい果実です。

収穫時期は7月中旬からです。
自家結実性が弱いため、
近くにサンタ・ローザや大石早生などを植えます。


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スモモの花は上品な良い香りです


・サンタ・ローザ
日本のスモモとアメリカのスモモを交配してできた品種です。
実は鮮やかな赤色で大きく、酸味が強くて良い香りです。

収穫時期は7月中旬からです。
花粉が多い品種で、大石早生やソルダムの受粉樹としても最適です。

・紅りょうぜん
大石早生の交配種で、スモモとしては大きな果実です。

果汁が多く、実が柔らかで甘みが強く、
酸味もありとても良質の果実です。

収穫時期は7月の中旬です。
自家結実性が弱いためサンタ・ローザを近くに植えるとよいでしょう。

・太陽
太陽は大石早生とソルダムについて多く栽培されています。
実は大型で深い赤色です。

実は固めですが果汁は多く、
完熟すると酸味が抜けてとても甘い果実になります。

豊産性で病害虫に強く、初心者におすすめの品種です。

収穫時期は8月中旬から9月中旬になります。
自家結実性が弱いので、
サンタ・ローザを近くに植えるとよいでしょう。

■参考
・スモモの育て方 庭植え|剪定と摘果がおいしい果実栽培のコツ
・スモモの育て方 鉢植え|花の季節は室内で栽培
・スモモの実がならない理由は?