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サクランボ 肥料の時期は?

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佐藤錦の実り


サクランボ、見ているだけで愛らしい果物ですが、
栽培は、意外と難しく上級者向けです。

繊細で病害虫に弱いことと、
天敵である鳥に食べられてしまいますので、
管理がとてもたいへんなんですね。

だからこそ収穫できたときの嬉しさも大きいです。
「難しいからこそ面白い」ということで、
挑戦する家庭菜園者さんたちも多くいます。


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花も品がありますね


■サクランボ 肥料の時期は?

1.サクランボの元肥
サクランボの植え付けは地域によって異なりますが、
だいたい11月下旬頃からの秋植えとなります。

サクランボの木の根は浅いので、
水はけがよく空気の通りのよい土を好みます。


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肥料の加減が結実を良くします


サクランボは肥料を施しすぎると木はよく成長しますが、
実がなりにくくなりますので注意が必要です。

EMボカシ、有機質肥料、石炭などを適量施します。
石炭は、植物が養分を吸収を助ける働きがありますので、
一株につき一握りほど散布しておくと良いでしょう。

また、サクランボはホウ素欠乏をおこしやすいので、
ほう素(カルシウム)肥料もいっしょに散布します。

2.サクランボに肥料を施す時期
庭植えの場合は2~3月と11~12月に、
鉢植えの場合は、小さい苗のうちは毎年3月頃に玉肥を3~4個、
大苗になったら、2月、5月、10月に肥料を施します。
有機質肥料が最適です。

はじめのうち、若い木にはチッ素成分を少なめに与えます。
6~8月の新枝の成長が止まる時期に花芽がでてきます。

この時期に肥料を施しすぎると、
花芽ができにくくなりますので肥料は少なめにします。

水切れを起こしても花芽ができませんので、
水切れにならないように注意が必要です。

3.肥料を施すときの注意点
サクランボは秋肥を効かせることがポイントです。
また、カリ成分が効きすぎると、
糖度が低くなり色も悪くなるので注意が必要です。

4.収穫後は?
収穫時期は5月~6月頃となります。
収穫したあとは、速効性の化成肥料を施しておきましょう。

サクランボは、肥料は必要ですが、
肥料の与えすぎが問題になることが多いです。
基本的には元肥がメインで大切です。

■参考
・サクランボの育て方 庭植え|仕立て方と剪定に気を配り栽培
・サクランボの育て方 鉢植え|おいしい実は隔年収穫で栽培