スモモ、大樹にもできる
スモモは皮ごとかぶりついたときの、
さわやかな酸味が魅力的な果物です。
酸味が強いのですっぱいというイメージが強いスモモですが、
実はモモやブドウよりも糖度が高いのです。
市販のスモモは完熟する前に流通させているため、
酸味が強いですが、家庭果樹園なら完熟させることができるので、
酸味がなくなった甘いスモモを味わうことができます。
花も美しく、良い香りで楽しめます
[スモモ 鉢植えの育て方]
■植え付け時期と場所
・植え付けと管理
スモモの植え付けは3月に行います。
8~10号鉢に、できるだけ水はけの良い土で植えつけます。
赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1の割合が良いでしょう。
植えつける前に、鉢の大きさに合わせて太い根は切り詰めておきます。
このとき、細い根は傷めないように気をつけます。
角度をつけて植えつけ、鉢の倍の高さで切り戻します。
植え替えは1年おきに行います。
開花から収穫まで水切れに注意しますが、
スモモは過湿に弱いので、
土が乾いてから水を与えるようにしましょう。
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方
模様木風に仕立てるのが一般的です。
角度をつけて植えつけ、鉢の倍の高さで切り戻します。
新梢が伸びたら、7月頃に針金で水平に誘引します。
冬になったら先端を切り詰めます。
・剪定
樹形ができたら、新梢の先端を切り戻して短果枝を出させて、
水平に誘引して伸びを抑える作業を繰り返します。
・施肥
2月と9月に玉肥を3~4個埋め込みます。