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クランベリーの挿し木

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クランベリー増やしたいときは?


クランベリーを増やしたいときには、
梅雨時に挿し木をすると、割と容易に増やせます。
秋の長雨の時も挿し木のチャンスです。

2月中旬~下旬に株分けで増やすこともできます。


■クランベリーの挿し木

1.クランベリーは挿し木できる?
クランベリーは湿地帯に育つ植物で、
暑さと乾燥に弱い植物です。

寒冷地以外で栽培する場合は、
乾燥対策や夏の管理など多少のコツが必要です。

しかし、挿し木は意外と簡単で、
他の植物に比べると成功率が高いです。

クランベリーは、発根率が70%と言われています。
また、クランベリーは過湿に強い植物です。

水分過多による失敗が少ないことも、
クランベリーの挿し木後の成功率の高さに貢献しています。

2.クランベリーの挿し木の方法
・挿し木に向いている時期
クランベリーの挿し木は、
6月の梅雨時期に行うと発根しやすいです。

・必要な道具
挿し木には、新しい用土を使いましょう。
用土は鹿沼土やパーライト、赤玉土が適しています。
容器は、駄温鉢や育苗箱を用意します。


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・挿し穂の用意
クランベリーのさし穂は今年伸びた枝を使用します。
元気のよい枝の先を切れ味の良いハサミで切り取り、
枝の下部の葉を取り除きます。


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・水上げ
水を入れたカップに挿し穂を入れ、1時間ほど水上げしておきます。
駄温鉢などの容器に用土を敷き、水を含ませておきます。


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・挿し穂を挿す
水上げした挿し穂を土に挿します。
土に挿す前に、ルートンなどの、
発根剤をつけるとより発根しやすくなります。

・管理の方法
挿し木を行った後は、乾燥しないように水を与え、
しばらくは日陰で管理します。

室内であれば窓際の日の当たるところでも構いません。
発根して来たら、少しずつ日当たりのよいところへ移動していきます。

3.挿し木が成功した後は?
クランベリーの挿し木が成功し、無事発根すると、
挿し穂から新しい葉が生えてきます。

触ってもぐらつかないくらいしっかりと根付いたら、
新しい鉢に植え替えて育てていきます。

クランベリーは酸性の土壌を好みます。
ピートモスを混ぜた用土を使って育てましょう。

■参考
・クランベリーの育て方 鉢植え|挿し木と株分けで増やしつつ栽培
・クランベリーの育て方 庭植え|酸性土壌で乾燥に注意して栽培

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クランベリーの実り


クランベリー(ツルコケモモ)はもともと小低木で、
高さ20~30cm程度にしか育たないため、
鉢植えでも育てやすい果樹です。
鉢植えで小さく育てても、
たっぷり収穫できるのが、うれしいですね。

常緑樹ですが、冬には寒さで紅葉します。
しかし葉が落ちることはなく、
春になると緑に戻り、変化が楽しめます。


[クランベリー 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
晩秋に出回る実つきの鉢を購入して育てるのが簡単です。

ポット苗なら、3月~4月に植え付けます。
用土は、ピートモスや腐葉土を多めに入れた、
水もちのよい酸性土を用います。

日当たりの良い場所で育てます。

冬は室内に取り込まず、軒下において、
寒さにあわせて、花芽分化させます。

クランベリーは自分の花粉で受粉するので、
他の品種を混植する必要はありません。
虫媒で受粉しますが、
人工授粉をすると、実つきが確実になります。

植え替えは、1年おきに行います。


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クランベリーが緑から赤に色づくのもきれい


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
クランベリーの剪定は1月~2月に行います。
枝が込み合ってきたら、枯れ枝や古枝を切り戻す程度でよいでしょう。

水やり
鉢土の表面が乾いたら、
鉢底から水が流れ出るまで、
水をたっぷりと与えます。

施肥
3月に、固形肥料を鉢の縁あたりに3個ほど埋め込みます。

挿し木株分け
クランベリーの挿し木は、4月下旬に行います。
15~20cmの挿し穂を作り、
2枚を残して下葉を取り、1時間ほど水揚げをします。
鹿沼土などを平鉢に入れ、挿し穂を深く挿し、
たっぷりと水やりをします。
1ヶ月ほどで根が出ます。

クランベリーの株分けは、
実つき後の3月~4月、植え替えの際に行います。
地上部は切り戻したり、
間引いたりして少し減らしておきます。

株を取り出して、根鉢をハサミで2つに切り分けます。
それぞれを、赤玉土(小)6:腐葉土3:ピートモス1の用土で、
一回り小さな鉢に植えつけます。
庭に植えおろしてもよいでしょう。


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クランベリー酒、美味

>>楽天市場でクランベリーの苗をいろいろ見てみる

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クランベリー(ツルコケモモ)の美しい実


クランベリーはコケモモの仲間で、
ツルコケモモとも呼ばれています。
アメリカやカナダで多く栽培されていて、
アメリカ人に愛されている果実です。

アメリカの農場で、畑に水を張って、浮かんできた実を,
すくい取っている写真を見たことがある方もいると思います。
感謝祭の七面鳥料理には、クランベリーソースが欠かせません。

クランベリーは10月前後に小さな赤い実をつけ、冬には葉が紅葉します。
しかし葉は落ちずに枝についたままで、春には緑に戻ります。


[クランベリー 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
寒さに強く、夏に涼しい気候を好むので、
東北地方以北か、中部地方の高冷地が栽培に向いています。

・品種選び
「スモールクランベリー(ツルコケモモ)」
「ラージクランベリー(オオミノツルコケモモ)」など、
いくつかの品種がありますが、
市販されている苗は外国産で結実もよく、
丈夫なので、どちらを選んでもよいです。

クランベリーは自分の花粉で受粉するので、
1本だけでも収穫できます。


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クランベリーのかわいい花


植え付け時期場所

・植え付け
3月に植えつけます。
植え付け場所の中央に適度な穴を掘り、
掘り上げた土の半量に堆肥、鶏糞などを混ぜ込んで埋め戻し、
その上に何も混ぜていない土を埋め戻します。

苗はポットから抜き、寒い時期なら根鉢を崩さず、
暖かくなっていたら少し底を崩してから植えつけます。
植えつけたら、水をたっぷりと与え、先端を少し切り戻しておきます。

クランベリーは、たいへん乾燥に弱いため、
ピートモスなどでマルチングをし、
乾燥が激しい季節は水やりもします。

・植え付け場所
日当たりの良い、夏で涼しい風通しのよい場所に植え付けます。
酸性土壌を好み、水はけが良く、かつ湿った場所が適しています。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
あまりいじらずに「自然樹形仕立て」にします。

剪定は1月~2月に行います。
株立ち状に樹形が出来上がるので、
伸びた枝先を切り詰め、不要なひこばえや徒長枝、
枯れ枝、混み合った部分の小枝などを間引く程度にします。

施肥
開花後の8月に、配合肥料などを施します。
過肥を嫌うので、肥料は控えめにします。

収穫
クランベリーの収穫は、果実全体が赤く色づいて、
少し柔らかくなった頃に行います。
収穫後は冷蔵庫で保存すれば1~2ヶ月、
冷凍庫では1年以上も保存できます。


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クランベリーでパン作り

>>クランベリーの苗をいろいろ見てみる