ヒメリンゴの実り
ヒメリンゴの花も愛らしい
ヒメリンゴはイヌリンゴ、セイヨウリンゴとも呼ばれ、
リンゴとズミとの交雑種など、実の小さなリンゴの総称です。
あまり大きくならず、剪定で小さくまとまりやすいので、育てやすいです。
生食したり、果実酒にしたりして利用されます。
[ヒメリンゴ 庭植えの育て方]
■栽培条件と品種の選び方
・栽培条件
多少の乾燥や、日陰にも耐え、日本全国で育てることができます。
・品種選び
ヒメリンゴは、品種により結実性が異なるので、
苗を購入するときに、1本で結実するかどうかを確認してください。
リンゴの仲間の別種(深山カイドウなど)と混植すると、受粉しやすいです。
また逆に、リンゴの受粉樹としてヒメリンゴが利用されることもあります。
ヒメリンゴの青い実
■植え付け時期と場所
・植え付け
3月に植え付けます。
植え穴に堆肥を漉き込んでから植えつけ、
幼木のうちは支柱を立てて支えてあげましょう。
・植え付け場所
日当たり、水はけ、水もちのよい場所を選びましょう。
ヒメリンゴは、さほど神経質に土質を特に選ばず、
あまり大きくならないので、狭い場所でも育てられます。
もう少し間引き剪定をすると、実が増えそうです
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方と剪定
ヒメリンゴの剪定は、6月~7月上旬に行います。
樹形ができるまでは、あまり切り詰めず、間引く程度にします。
実がつくようになったら、長い枝を5~10芽で切り戻し、
短果枝を出させるようにします。
・施肥
1月~2月に、緩効性化成肥料を施します。
・摘蕾と摘果
4月下旬と、5月下旬~6月上旬の2回に分けて、摘果します。
・施肥
10月~11月に、サクランボ大くらいの果実を収穫します。
赤や黄色など、品種によって果実の色が異なります。