「ウンシュウミカン」と一致するもの

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オリーブ、色づいていく


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オリーブの花


オリーブ(Olive)は木肌が白くきれいで、
銀を帯びたような緑色の葉も美しく、
果樹としてだけでなく観葉植物としても人気があります。

生育適温は15~20℃です。
カンキツ類の栽培適地とほぼ重なりますが、
ウンシュウミカンよりはやや耐寒性があるため、
関東以南であれば庭植えができます。

逆にオリーブは、1月の平均気温が、
10℃以下になる地域でないと花芽分化せず、収穫もできないので、
果樹として栽培する場合には栽培の南限があります。


オリーブ 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

・栽培条件
オリーブの耐寒性は強く、最低温度-9℃に耐えますが、
日当たりを好み、日照時間が長いほどよく育つため、
関東以南が栽培適地です。
乾燥にも比較的強いです。

粘土質で排水が極端に悪い土壌や、
砂質で保水・保肥が非常に悪い土壌をのぞけば、
土質もあまり選ばず栽培しやすいです。

・品種選び
オリーブの果実にはオイル向き、
ピクルス向きの品種があるので、
目的に応じた品種を選ぶとよいでしょう。

ほとんどの品種で自家受粉しないので、
結実させるには多品種の混植が必要です。

家庭栽培には、下記の3品種がお勧めです。

ミッション...育てやすく、オイルにも加工用にも向きます。
マンザニロ...加工用の品種です。
ネバディロ・ブランコ...オイル用です。受粉樹としてよく利用されます。


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オリーブ、完熟


植え付け時期場所

・植え付け
3月~4月上旬に植えつけます。
石灰を好むので、植え付けの2週間以上前に、
植え付け場所に苦土石灰を適量、よくすき込んでおきます。

苗木は浅植えにし、60~70cmの高さで切り戻します。
たっぷりと水を与えてから、マルチングをするとよいでしょう。

浅根性のため、幼木期には支柱を立ててしっかりと固定しておきます。

・植え付け場所
日当たりがよく、水はけ、通気性のよい土に植え付けます。


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
株元に近い部分から主枝を2~3本出した低い「杯状仕立て」にします。
枝が交互に伸びるように間引き、残った枝の先は切り詰めます。

・剪定
12月~1月に剪定を行います。
新梢は先を2~3芽切り詰めます。
オリーブは芽吹きがよいため、
剪定を強く行っても、太枝から芽がよく出ます。

小枝や徒長枝が多く発生しますが、
これらは間引いて、日当たりと風通しを良くします。

風に弱いため、早めに芯止めをして、
樹高を2m程度以下に抑えます。

・施肥
毎年2月に、窒素、リン酸、カリを、
同じ割合ずつ含んだ有機質肥料を、
1株あたり200~300gほど、
株から50cmほど離れたところに溝を掘り、施します。

オリーブは石灰を好むので、
樹の勢いがいまひとつというときには、
苦土石灰を少し施すと良いでしょう。

摘蕾摘果
オリーブは、前の年に実のつかなかった芽が、
春までに花芽分化して、開花、結実します。

あまり摘果は必要ないのですが、実がつきすぎると小果になるので、
1果あたり10葉以上になるように、適宜摘果します。

・収穫
果実は完熟すると黒紫色になりますが、
塩蔵する場合はまだ完熟前の緑のうちに収穫します。

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