ポンカン結実
ポンカンは平均気温が20℃くらいの地域でよく育ち、
鹿児島の特産品として有名です。
収穫期が12月~3月と厳寒期にあたり、
無霜地帯でないと凍害にあうため、
九州地方以外では鉢植えが適しています。
ポンカンの苗木
[ポンカン 鉢植えの育て方]
■植え付け時期と場所
・植え付けと管理
ポンカンは、3月~4月に6~7号鉢に植え付けます。
日当たりのできるだけ良い場所で育て、
霜が降りる前には室内の明るい窓辺に取り込みます。
自家結実性があり1本でも結実するため、受粉樹は不要です。
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方と剪定
ほうき仕立てや模様木仕立てが一般的です。
栽培品種のポンカンは、樹勢があまり強くありません。
枝が密生してきたら枝抜きする程度で大丈夫でしょう。
・水やり
水切れには注意し、表面の土が乾いたら、水をたっぷり与えます。
・施肥
有機質肥料を春(3月)、夏(8月下旬)、秋(10月下旬)に施します。
・収穫
しっかり色づいてから収穫したいですが、
寒い地域では早生品種を選ぶか、早めに収穫して貯蔵します。
またポンカンには腰高で大果の高しょう系と、
扁平で小果の低しょう系があります。
高しょう系は低温に弱く、低しょう系は低温に強いため、
低しょう系を選ぶこともポイントです。
地植えにしてあげると、さらに良い実をつけてくれます