マタタビの結実
マタタビの花
マタタビはつる性の落葉樹で、花期には枝先の葉が白色に変わり、
とても美しいため、観葉植物としても親しまれています。
「ネコにマタタビ」という言葉もあるくらい、
ネコ科の動物はマタタビの匂いに恍惚感を感じ、強い反応を示します。
マタタビの葉、枝、果実のいずれも効果があります。
ライオンやトラもネコ科であるため、マタタビが有効です。
このようにネコが大変好むため、植え付けから幼木の間は、
ネコに襲われないように注意しましょう。
[マタタビ 庭植えの育て方]
■栽培条件と品種の選び方
・栽培条件
日本各地に自生しているため、日本全国で育てることができます。
寒さに強い樹木で、日陰でもよく育ちます。
・品種選び
マタタビには、雄花だけをつける雄株と、
1個の花の中に雄しべと雌しべをそなえた花をつける両性株があります。
マタタビの実が欲しいときは、苗を購入するときに両性株かどうか確認しましょう。
■植え付け時期と場所
・植え付け
マタタビの植え付けは、2月~3月に行います。
植え付けたら、30~40cmの高さで切り詰めます。
・植え付け場所
やや湿り気のある土壌を好みます。
日陰でもよく育ちます。
マタタビの木に喜ぶ猫
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方と剪定
マタタビはつる性なので、トレリスなどを使って、
「垣根仕立て」にするのがよいでしょう。
鉢植えの場合は、「あんどん仕立て」などにします。
・施肥
肥料はほとんど必要ありません。
・収穫
6月~7月に開花し、8月下旬~10月中旬に収穫できます。
果実は熟すと黄色くなります。
マタタビ酒は、冷え性や血行促進、神経痛に効くといわれています。
また、ネコの病気やストレス発散には、
マタタビの木や粉末が効くとされています、
個体差があるので、少量から与えてください。