ケンポナシの木
ケンポナシの実
ケンポナシは日本の山野に自生している果樹です。
日本中どこでも庭植えで栽培でき、
丈夫で病虫害の心配はほとんどないため、
たいへん育てやすい果樹です。
ケンポナシの実は紫黒色で直径数ミリととても小さく、
緑色の肉質化した果柄の先についていて、
見かけは枝つき干しブドウのようです。
果柄も食べることができ、梨のように甘く、
民間療法では二日酔いに効くともいわれています。
[ケンポナシ 庭植えの育て方]
■栽培条件
・栽培条件
日本各地で育てられます。
■植え付け時期と場所
・植え付け
ケンポナシの植え付けは、10月~3月頃に行います。
・植え付け場所
やや湿気のある深い土壌を好みます。
丈夫で、土質を選びません。
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方と剪定
剪定はあまり行わず、「自然樹形」にします。
ケンポナシは放置すると樹高15mを超える高木になるため、
根域制限を行ったり、摘芯したりして、樹勢を抑えます。
・施肥
施肥の必要はほとんどありませんが、
やせ地では、油かすなどの有機肥料や化成肥料を、
施したほうがよいでしょう。
・収穫
6月~7月に小型の白い花が咲き、10月~11月に収穫できます。