アボカドは熱帯アメリカ原産の常緑高木です。
熱帯果樹の中では寒さに強く、暖かい地域なら庭植えも可能です。
しかし冬の風には弱いので、防寒・防霜対策は必要です。
果実には栄養価が高く、脂肪分が多いので、
別名「森のバター」と呼ばれています。
この脂肪分の大半は植物性の不飽和脂肪酸で、
コレステロールの心配はありません。
タンパク質、ビタミン、ミネラルなども豊富で
栄養バランスがよく取れた健康的な食品です。
■アボカド タネから育てるコツ
1.タネをまく準備
発芽するには20℃以上の気温が必要です。
5月下旬から7月にかけて、実を半分に割ってタネを取り出します。
油分を取るために水でよく洗い流します。
そのまま放置しておくと乾燥してしまい発芽する力を失うので、
洗ったらすぐにまくようにします。
2.タネの植えつけ
ビニールポットを用意し、土を入れる前に底にごろ石を入れます。
とがった方を上にして、半分以上土に埋めた後に水を与えます。
用土は苗木と同じものを使います。
暖かいと2週間ほど、涼しいと2か月ぐらいで、
タネが2つに割れて発芽します。
途中で下葉が落ちますが、そのまま栽培を続けて構いません。
3.鉢の植え替え時の注意点
どんどん生長すると鉢が小さくなってくるので、
植え替える時は一回り大きなサイズの鉢を用意します。
発芽させるまでなら、水栽培の容器にタネを入れ、
水を変えながら発芽させる方法もあります。