スダチの実
カボスの実
スダチ・カボスはすっぱい酢ミカン類で、
料理に添えられ風味を味わいます。
スダチもカボスも耐寒性は比較的高く、
カボスは関東より西の地域で、
スダチは東北南部以西で庭植えが可能です。
カボスはユズの近縁種で、大分県の特産です。
果実は緑果で、100~150gになります。
スダチは徳島県の特産です。
果実は黄色く色づき、1果は30~40gと、
カボスよりやや小さいです。
カボスもスダチも自家受粉するので、1本だけで収穫が可能です。
スダチの花、カボスと似ている
[スダチ・カボスの育て方]
■植え付け時期と場所
・植え付けと管理
カボスもスダチも、3月下旬~4月が植え付けの適期です。
明るい日陰で、水もちの良い土壌に植えつけます。
寒風に当たると落葉するので注意します。
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方と剪定
カボスもスダチも自然と開張形になるので、
7月に間引き剪定で混み合ったところの枝をすかす程度にします。
長い枝は切りつめて、短枝を出させるようにします。
・施肥
3月に溝を掘り、有機質肥料を施すことで、
充実した春枝を出させます。
収穫後の10月下旬には、2割ほど骨粉を混ぜた油かすを、
お礼肥としてたっぷり施します。
・収穫
カボスは7月頃から、収穫を兼ねて摘果をします。
9月頃の風味が最高です。
スダチは10月下旬まで樹上に残しておくと、黄色く色づきます。
・鉢植えの場合
カボスもスダチも、3月下旬~4月に6~8号鉢に植えつけます。
実がつくようになったら、1年おきに植え替えます。
自然形かスタンダード仕立てにします。
水切れを起こさないように注意します。
室内におく場合は、乾燥が激しいので、
穴あきのビニールをかけるとよいでしょう。