ナツミカン、たわわに実る
ナツミカン、まだ青いころ
ナツミカンは冬越しをして成熟する晩生種のため、
寒い地方で冬越しが難しいなら鉢植えで育てましょう。
ナツミカンは実が大きいですが、
鉢植え栽培でもしっかり収穫ができます。
[ナツミカン 鉢植えの育て方]
■植え付け時期と場所
・植え付けと管理
3月~4月に、赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1などの、
混合用土に植えつけます。
霜がおりる前に室内に取り込みます。
実がつくようになったら、1年おきに植え替えましょう。
ナツミカンは自家受粉するので、受粉樹は必要ありません。
筆先で受粉を促すと、実つきが良くなります。
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方と剪定
模様木仕立てにするのがよいでしょう。
ナツミカンの苗木を7~8号鉢に斜めに植え付け、
鉢と同じ高さの内芽の上で切り返します。
鉢高の2.5~3倍になったら、芯を止めます。
剪定は2月下旬~3月中旬と、6月上旬に行います。
混み合った部分を間引き剪定する程度にとどめます。
充実した新梢の先端付近で数芽が花芽分化するため、
冬の剪定のときには、花芽を切ってしまわないように十分注意しましょう。
・水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
・施肥
3月と12月に、親指大の固形肥料を3~4個、
鉢縁近くに埋め込んであげます。
・摘蕾と摘果
1株あたり3~4果を目安に、摘果します。