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柑橘類の剪定 図解

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柑橘類の剪定は、とくに悩みます


[柑橘類の剪定 図解]


■柑橘類の剪定適期

柑橘類の剪定は2~4月が適期です。
本来は2月~3月の剪定ですが、
芽が動きだしてから確認しつつ4月に剪定することも可能です。 

柑橘類はある程度の葉が残った状態で、
冬を越し、春に新しい芽を伸ばします。

冬の間はほとんど休眠状態となり、生育はしていませんが、
春からは生育期間に入ります。

この生育期間に入った時に、できるだけ葉を残しておくことが、
充実した株作りと花芽作りに重要となります。

また生育期間の間であっても、細かく剪定する必要はありません。

すでに花が咲き、実のつくようになった成樹であれば、
剪定の適期に不要な枝を間引く剪定をする程度で充分です。


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購入したばかりのレモン


■柑橘類の剪定

苗を購入したばかりということであれば、
これから仕立てていくことになります。

柑橘類は植え付けから実をつけるようになるまで数年はかかります。
その間に、しっかりと樹形を作っていきましょう。

柑橘類の仕立て方には、開心自然形やスタンダード形、
模様木風仕立てなどがあります。

ここでは、もっとも基本的な、
開心自然形に仕立てる方法をご紹介します。

開心自然形は、基本的、一般的な樹形です。
柑橘類は割と放任にしていてもこの樹形になるのでおすすめです。

1年目:植え付けた後、
地際から20cm~40cmのところで主幹を切ります。


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2年目:一年間育てていると、枝が何本か出てきます。
その中で育ちのいいものを3本選び、それらを主枝とします。

主枝以外の短い枝などは、根元から切り落とします。
主枝とした3本の枝も、先から三分の一くらいのところで切ります。


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3年目:切り戻した主枝の先から、
また何本かの枝が出ているはずですので、
その中から次期主枝となる亜主枝を決めます。
*亜主枝は、主枝から伸びる骨格となる枝、
亜主枝から生える側枝に花芽をつけ果実をならせます。

亜主枝の生育に邪魔になるような枝は根元から切っておきます。
それぞれの枝を先から三分の一くらいのところで切ります。


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4年目以降:亜主枝を伸ばしながら、
不要な枝を間引き剪定していきます。

間引き剪定することにより、
株の中心にまで光や風が入るようになり、
花付きや実付きがよくなります。

また、3本の主枝のうちに、
2本を横に広げるように支柱に誘引していくと、
さらに株の中心まで光と風が入るようになります。

剪定の時期の頃には、すでに花芽が作られています。
すべての枝を切り戻してしまうと、
花芽ごと切り落としてしまうことになります。

育てている途中の亜主枝を除き、
他の枝は混みあっている部分や伸ばしている枝の、
邪魔になる不要な枝のみを付け根から切るようにします。

全ての枝先を切り戻さないように、注意しましょう。

主枝として何度も実をつけた枝は、
切り戻しを行わずに育てるため、
だんだんと枝が長くなってきてしまいます。

何年か経って枝が長くなりすぎたら、
それまで主枝として育てていた枝を付け根から切り落とし、
それまで亜主枝として育てた枝を新しい主枝として育てます。

その後、また新しく発生した枝の中から、
亜主枝を決めて育てていきます。

主枝と亜主枝を数年ごとに更新しながら育てます。


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コンパクトでもたくさん実らせる方法もあります


■柑橘類をコンパクトに仕立てるには?

大きくなってしまった株も、
手順をきちんと踏めば少しコンパクトにすることができます。

1.まずは、高さや広がりを縮める剪定をします。
主軸を好みの高さで思い切って切ります。
次に、横に長く伸びてしまっている枝を、好みの長さで切ります。

2.次に、古い枝や混みあっている部分の枝を根元から剪定します。
この時に、全体の1割~3割くらいの枝を減らすようにします。

3.残した枝の中で、30cm以上の長さがある枝のみ、
先端から三分の一を切り戻します。

この時、すべての枝を切り戻してしまうと、
すでに枝先にできている花芽もすべて切り落とすことになり、
その年の開花がほぼなくなる可能性があります。

また、葉数が極端に少なくなっていまい、
光合成がうまくいかなくなることがあるので、
切る枝と切らない枝をきっちりと分けておきましょう。

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