バレンシアオレンジ、美味！
バレンシアオレンジは、カンキツ類の中でも、
世界で最も多く栽培されている果実です。
しかし、冬も温暖な気候を好み、
日本の気候には適さないので、
家庭で栽培するのは比較的難しいです。
バレンシアオレンジは、
たくさんの品種があるネーブルオレンジと異なり、
特に品種はありません。
［バレンシアオレンジ 庭植えの育て方］
■植え付け時期と場所
・植え付け
バレンシアオレンジは、温暖で雨の少ない気候を好みます。
寒さに弱いので、暖かい地方でないと庭植えで育てるのは難しいでしょう。
３月～４月に、苗を植え付けます。
日当たりと水はけが良い場所で、西日に当たらず、
冬の北風を受けないような場所を選びます。
強い直射日光に弱いので、真夏は３０％程度遮光するとよいでしょう。
雨に当たると病気になりやすいため、雨よけをするなど、
雨にあまりあてないようにして、乾燥気味に育てます。
バレンシアオレンジの苗木たち
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方と剪定
仕立て方は、開心自然形が一般的です。
剪定は、発芽前の２月～３月に行います。
花芽は新梢の先端部につくため、
中心とします。
･施肥
春（3月上旬～4月上旬）、夏（6月）、秋（10～11月）の3回、
配合肥料を施します。
･収穫
晩熟の性質で、初夏の少し前頃に果実の収穫期を迎えます。
バレンシアオレンジは温暖な気候を好むので、
冬の間は果実の落下が多くなってしまいます。
寒さによる落果を防ぐために、
冬の寒波が来る前に袋かけをしてもよいでしょう。
バレンシアオレンジ、いよいよ収穫