ナツメの若い実
ナツメの実は、だんだんと紅色になり美しく、リンゴに似た風味です。
生で食べるほかに、ジャムやドライフルーツに利用されます。
また、強壮作用・鎮静作用があるとして、
漢方薬や薬膳料理にも使われます。
一才ナツメを栽培すれば、翌年から収穫を楽しめます。
[ナツメ 鉢植えの育て方]
■植え付け時期と場所
・植え付けと管理
3月に、排水性のよい用土に植え付けます。
腐葉土2、川砂2、赤玉土3、庭土3などの割合で混合した用土がよいでしょう。
5~6号鉢に植え付け、支柱を立てて支えます。
植え替えは、毎年行います。
植え替えるときに、枯れ枝はすべて切り取ります。
冬は室内に取り込んだほうがよいでしょう。
ナツメ、大粒の品種も
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方
主幹形仕立てが一般的です。
・剪定
ナツメの剪定は、3月に行います。
新葉が4~5枚出ていますが、
1ヶ所から出る枝が1~2本になるように、
弱い枝は切り取っていきます。
・水やり
乾燥気味に管理します。
・施肥
株が弱っていなければ、特に肥料を与える必要はありません。
元気がない場合にのみ、玉肥を鉢の縁に埋め込んであげます。
・摘蕾と摘果
実がつきすぎると、一つ一つの実が充実しないため、
1本の新梢につき3~4果くらいを目安に、
1鉢30~40果になるように、早めに摘果します。