クルミ、もうすぐ食べごろ
クルミは日本でも自生していて、
古くから馴染みのあるナッツの一つです。
紀元前7000年前から人類が食用としていたとも言われ、
日本では縄文時代から食べられていたようです。
「姫グルミ」「鬼グルミ」「信濃グルミ」、
などが育てやすいです。
クルミは雄花と雌花の咲く時期がずれているため、
「豊笑」「清香」などを受粉樹とするとよいでしょう。
1鉢に2~3果が、収穫の目安です。
クルミの苗
[クルミ 鉢植えの育て方]
■植え付け時期と場所
・植え付けと管理
クルミは根がよく張るので、大き目の深鉢に植えつけます。
夏に涼しく、雨が少ない場所が栽培に向くので、
水はけのよい土で植え付けます。
赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1の割合で、
混合した用土がよいでしょう。
植え付けたら、鉢と同じ高さで剪定し、
雨の当たらない場所で栽培します。
冬は霜に当たらないように、
日当たりの良い軒下に置きます。
クルミは7℃以下の低温に、
1500時間以上あわないと
生長が鈍るので冬でも室内には入れません。
クルミでパン作り
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方
主幹仕立てが一般的です。
・剪定
クルミの剪定は12月中旬~1月に行い、
新しく伸びた部分を1/2ほど切り詰めます。
強く伸びそうな枝や、混んだ部分は元から切り落とします。
株の大きさは、最終的に鉢の高さの3倍程度とします。
・水やり
乾燥を好むので、水やりは回数を控えめにしますが、
夏や冬の乾燥時には水切れを起こさないように注意しましょう。
・施肥
12月に、固形の有機質肥料を3~4個、
鉢の縁に埋めてあげます。