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ブドウの育て方 庭植え1|新梢の伸び方に注意し収穫を多く

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ブドウの実り


ブドウは店頭でもおなじみのように品種が豊富で、
果実の色も形もさまざまで楽しみながら栽培できます。

ブドウには、ヨーロッパ系とアメリカ系の2つに大別されます。

ヨーロッパ系は房が大きいのですが、
雨に弱く、裂果や病害が発生しやすいという短所があります。
アメリカ系は雨には強いのですが、
皮が厚く、孤臭という独特のブドウ臭が強いです。

日本では、ヨーロッパ系とアメリカ系との交雑種が、
主に栽培されていて、品質が良く、
比較的つくりやすく改良されています。

ブドウ栽培のポイントは、新梢の管理です。
新梢の勢いが強すぎると、落果したり品質が悪くなったりします。
逆に勢いが弱いと、結実が少なく、果実も大きくなりません。

ブドウの栽培は、新梢の伸び方に注意しながら、
剪定や芽かき、摘芯や摘房・摘粒、施肥を、
適切に行うことが大切なのです。


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ブドウ狩りが自宅で


[ブドウ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
ブドウは暑さや寒さ、乾燥にも強く、
日本全国で栽培することができます。
土質もあまり選びませんが、
水はけと通気性の良い土壌が最も適しています。

・品種選び
ブドウには多くの品種がありますが、
樹勢が弱~中程度の「デラウエア」「マスカット・ベリーA」
「ナイアガラ」などが栽培しやすいでしょう。

自分の花粉で受粉するので、栽培は1品種で大丈夫です。

「巨峰」「ピオーネ」などの品種は有名ですが、
開花しても受粉がおこなわれずに落花したり、
結実しても幼果のうちに落果したりすることがあり、
栽培はなかなか難しいです。

しかし、これらの品種でも、ジベレリン処理を行うことによって、
種のない巨大粒を作ることができます。

ジベレリンは植物ホルモンの一種で、
このジベレリンの水溶液に果房を浸すことによって、
種なしにしたり、果実の肥大促進を図ることができます。

栽培品種のブドウの根には、
ブドウネアブラムシ(ブドウフィロキセラ)がついて木が弱ります。

そのため、アメリカ原産の抵抗性のある野生種をもとにしてつくられた、
フィロキセラ抵抗性台木を使用した苗を買い求めるとよいでしょう。

台木の種類によって耐寒性や収穫量、
実の品質にかなり差が出るので、
多少高価でも、よい接ぎ木苗を選ぶようにします。

*ブドウの育て方 庭植え2|植え付けから剪定と収穫まで
に続きます。

>>ブドウの苗を見てみる