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ラズベリーの育て方 庭植え|垣根やブッシュ状にも栽培

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ラズベリーの実


ラズベリーは、栽培品種として欧米で改良されたキイチゴの仲間です。
欧米ではホームメイドケーキに欠かせない果実として栽培されています。
その果実の色も、赤・黄・黒・紫と、バリエーション豊かです。

やせた土地でもよく育ち、実も多くつけ、家庭でも育てやすい果樹です。
しかも1年に2回収穫できる品種もあるのがうれしいですね。


[ラズベリー 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

栽培条件
ラズベリーは耐寒性が高く、-20度にも耐えますが、
その反面、夏の暑さと乾燥には弱いため、
夏でも比較的冷涼な気候が向いています。
栽培適地は、東北地方以北と中地方の高冷地です。

品種選び
一年に春と秋の二回収穫できる二季なり性の「インディアンサマー」や、
黄色い実の「ゴールデンファーン」「ゴールデンクイーン」などが、
家庭栽培に向いています。
その他にも、背が低くて、トゲのない品種を選ぶと育てやすいでしょう。

自分の花粉で結実する自家受粉せいなので、
1本植えれば収穫できます。


植え付け時期場所

植え付け
関東以西の暖地では12月、
東北地方以北では3月~4月が植え付けの適期ですが、
9月に植え付けることもできます。

直径、深さ共に30~40cmの穴を掘り、
掘り上げた土全体に、土と同量のピートモスを混ぜ合わせます。
この混ぜ合わせた用土の1/3に、堆肥と油かすを混ぜ、埋め戻します。
その上に、ピートモスだけを混ぜた土を埋め戻します。

ラズベリーの苗は、根が傷まない程度に、
根鉢を崩してから植えつけます。
支柱を立て、枝先を1/3ほど切り詰めます。

周囲の土を少し盛って水鉢を作り、たっぷりと水を与えます。
その後乾燥防止のために、株元に腐葉土や落ち葉をかぶせます。


植え付け場所
夏には明るい日陰になり、そのほかの季節は日当たりがよく、
強い風の当たらない場所に植えつけます。
水持ちと水はけの両方がよく、
有機質に富んだ土壌が適しています。


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ラズベリーの花


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ラズベリーで果実酒


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
トレリスなどを使って「垣根仕立て」にすると、
日当たりも良くなり、管理しやすいです。
また、「ブッシュ状仕立て」や「株仕立て」も一般的です。

剪定
ラズベリーの剪定は、12月~1月に行います。

ラズベリーは、実をつけた枝(2年枝)は秋までに枯れてしまうので、
株元から間引きます。

新梢は、太いものを5~6本残して、残りは元から切ります。
株元から離れたところから生えてくる枝(サッカー)も、元から切ります。

側枝は20~30cmくらいに切り詰め、
内側に向かって伸びる細い枝や混んだ部分は元から切りましょう。

5月になったら、勢いよく伸びた新梢の先を60~70cmの高さで切り、側枝を出させます。

施肥
12月~1月に、窒素、リン酸、カリが、
等量含まれた化成肥料を施します。

収穫
収穫期は7月で梅雨と重なりますが、
果実が雨に当たると傷むため、
花が咲き終わったら、雨をよける工夫をしましょう。

ラズベリーは、果実を指でつまんで引っ張ると、
花托から果実が簡単に離れます。
収穫した果実は中が空洞になり、
形がくずれやすくなるので扱いに注意しましょう。

>>ラズベリーの苗を見てみる