イチジク、無花果と書くが小さい花が咲く
無花果と生ハム、ドレッシングなどで食べると美味
イチジクは和名を「無花果」と書くように、
花がほとんど目立たないため、突然実が大きくなるように見えます。
無花果は聖書にも登場するほど古くから、
人々に愛され食べられていた果物です。
木で十分に熟した果実は甘くておいしいのですが、
青いうちにとって追熟してもおいしくありません。
実を早く熟させるには、実の先端が赤くなってきたら、
植物油をストローなどで先端から1~2滴挿す、
「オイリング」を行うと、1週間ほど早く収穫できます。
[イチジク 鉢植えの育て方]
■植え付け時期と場所
・植え付けと管理
イチジクの植え付けは、3月に行います。
6~8号鉢の底に鉢底網を敷き、
赤玉大粒または鉢底石を入れてから、植えつけます。
用土は赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1の割合が良いでしょう。
20~30cmのところで切り戻し、支柱を立てます。
元肥は、固形の有機質肥料の大粒を3~4粒、
鉢の縁のあたりに等間隔になるように軽く埋めます。
日当たりの良い場所に置き、冬も軒下に移動し、
室内には取り込みません。
樹勢が強いので、1~2年に1度は植え替えます。
■仕立て方と剪定から収穫まで
・仕立て方
植え付けから2年目から収穫できるようになります。
結果枝は3~6本にします。
1枝に1~2果になるよう、できるだけ早めに摘果をします。
・剪定
イチジクの剪定は1月~2月に行います。
主枝を3本つくり、結果枝が3~6本になるようにします。
新梢は2~3芽を残して、芽と芽の中間で切ります。
込みあった枝や、実をつけた古い枝は元から切り落とします。
・水やり
土の表面が乾いたら、水をたっぷり与えます。
特に夏は、水切れを起こさないようにたっぷり与えてください。
水切れを起こすと、裂果してしまいます。
・施肥
元肥のほかに、3月に玉肥を3~4個、鉢縁に埋めます。