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グミ 肥料は?

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グミはとても強い植物です
よほどの痩せ地でない限りは、地植えであれば無施肥でも育ちます


それでも、追肥をした方が実付きが良くなったり、生育が良くなりますので、
控えめにでも与えておくと良いでしょう。

グミには、常緑性の品種と落葉性の品種があります。

性質の違いによって、肥料を与える時期が少しずれるので、
育てているグミの品種が落葉か常緑かだけでも把握しておきましょう。


[グミ 肥料は?]


■元肥

グミの苗を植え付ける時に入れる肥料を元肥といいます。
ただ、グミの場合は、もともと痩せ地でも育つほど強い植物なので、
元肥を大量にに入れる必要はありません。

それよりも、根が育ちやすいように土を調整することを優先します。

・地植えの場合
植え付ける時に、深さ40cmほど、苗の根鉢よりも二回り大きい幅に掘り上げます。
掘り上げた土全体に、腐葉土と苦土石灰を加えてよく混ぜます。

腐葉土を混ぜた土の半分に、堆肥と油カスを加えて良く混ぜ、先に植え穴に戻します。
その上から、残りの土を戻して苗を植え付けます。

植え穴の底に堆肥と油カスを混ぜた土を入れることで、
植え付け直後の根に触れるのを避けることができます。

ある程度育ったところで、初めて油カスや堆肥が効き始めるので、
初期に根が肥料に触れて、枯れるのを回避できます。

・鉢植えの場合
鉢植えの場合は、市販されている培養土を使うと便利です。
培養土はすでに植物が育つのにちょうど良い状態に配合されています。

ただ、グミはややアルカリ性の土を好むため、
培養土であっても苦土石灰を少量加えて混ぜておくのがお勧めです。


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まだ青いグミの実


■追肥

植え付けた後からの追肥は、
よほどのことがない限り、与えなくてもグミは育ちます。

けれど、グミも肥料を嫌っているわけではありません。
必要な時期に必要な量だけを与えることで、
肥料の成分を効果的に吸収し、生育や実付きが良くなります。

・地植えの場合
2月と秋に追肥を行います。
秋の追肥は、落葉か常緑かで少し時期がずれるので要注意です。

2月の追肥は、即効性のある化成肥料を与えます。

秋の追肥は、落葉性の場合は9月下旬、常緑性の場合は10月~11月に与えます。
この時与える肥料は、緩効性の化成肥料や固形の油カスを与えます。

いずれの肥料も、たくさん与える必要はありません。
やや控えめくらいに与えた方が、多肥による失敗が減ります。


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花も可憐です


・鉢植えの場合
鉢植えの場合、地植えとは少し変わります。

常緑性の品種の場合は、3月と11月に追肥をします。

落葉性の品種の場合は、2月と9月に追肥を行います。

いずれの場合も、油カスや骨粉をまぜて作った玉肥であれば、
1回につき2個~3個与えます。

あるいは緩効性の化成肥料を、表示よりもやや少なめに与えます。
鉢植えは、地植えよりも肥料成分が流れ出やすい状態になります。

かといって、肥料をたくさん与える必要はありません。
鉢植えの場合も、多肥にするよりは控えめにした方が失敗が減ります。

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない
・グミの木販売
・グミの木種類