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ビワの木につきやすい害虫は?

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アオドウガネ


ビワ(枇杷)は、3千年も昔から、
魔法の木として人々に親しまれてきました。

ビワの葉をあぶって、すりつぶしたものは、
万病を治す薬とされていました。

ブドウ糖、果糖、タンニン、ビタミンなども豊富に含まれ、
カゼで咳が止まらないときや、熱があるときに、
食べると効果があるといわれています。

葉っぱを入浴剤にするとお肌にも効果的です。
実から葉まであますところなく活用できるのも嬉しいです。


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カメムシ


■ビワの木につきやすい害虫は?

・アオドウガネ
カナブンともいわれています。
成虫はさまざまな植物の葉を食害します。
幼虫は地中で根を食べて成長していきます。

・ワタアブラムシ
葉の裏に寄生します。
葉から汁を吸って成長します。

少量の発生ですと問題ありませんが、
大量発生をすると被害が大きくなりますので、
大量に発生した場合は農薬を利用します。

・カメムシ(チャバネアオカメムシ・クサギカメムシ・ツヤアオカメムシ)
針状のするどい口で、果汁を吸います。
吸われた実はその部分の水分が減りスポンジ状になってしまいます。

袋がけをして防ぐ方法がありますが、カメムシの口はするどく、
袋越しに口を差し込んでくるため、効果が薄い場合があります。

大量発生したときには農薬の散布となります。

・モモチョッキリゾウムシ
4月頃の袋がけ前の実に卵を生みつけます。
卵を生みつけられた実は落果しやすくなります。

卵を生みつけられる前に袋をかけてしまえば、
被害を防ぐことができます。

・モンクロシャチホコ
ビワの新芽、実などを食べます。
成葉を食害し、主脈だけを残します。

実が被害にあうと収穫ができなくなることもありますので要注意です。
早期発見が大切ですので、定期的にチェックをするようにしましょう。

・セミ(ニイニイゼミ・クマゼミ)
夏場に幹から樹液を出しているものがあれば、セミの可能性があります。


■害虫対策のポイント

・早期発見が大切ですので、定期的にチェックしましょう
・大量発生してしまった場合は農薬が効果的です
・地中に潜む害虫もいますので、早期に駆除しましょう

■参考
・ビワの育て方 庭植え|剪定と摘果でよい実を栽培
・ビワの育て方 鉢植え|摘蕾と摘果で甘い実に栽培