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レモンの育て方 庭植え|間引き剪定と摘果が栽培のコツ

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レモンの美しい果実


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青いレモンも良い香り、黄色くなる前に使うとスパイシーで美味しい


レモン(lemon)は強い酸味と芳香を持つ、黄色が美しい果実です。
果汁はビタミンCやクエン酸を多く含みます。
料理や果実酒などのほか、幅広く風味付けにも利用されます。


レモン 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

栽培条件
レモンの耐寒性は、カンキツ類の中でも最も低く、
温暖で降水量の少ない地域での栽培が適しています。

年間の平均気温が17℃以上、最低気温が-3℃を下回らず、
特に4月~10月にかけての降水量が少ないことが、
良いレモンを栽培するための条件です。

日本の場合、栽培適地は紀伊半島以西の太平洋岸の暖地です。

・品種選び
「リスボン」「ユーレカ」「ゼノア」、
「ビアフランカ」「マイヤー」などがありますが、
耐寒性が比較的高く、実つきの良い「リスボン」がよいでしょう。


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レモンの可憐な花


植え付け時期場所

植え付け
3月下旬~4月上旬に植え付けます。
直径・深さ共に50cmほどの穴を掘り、
掘り上げた土の半量に堆肥や腐葉土、鶏糞を、
混ぜ込んで埋め戻します。

その上に、何も混ぜていない土を埋め戻し、
苗木を深植えになり過ぎないように注意して植え付けます。
植え付けたら、苗木は高さ50~60cmくらいに切り詰めます。

植え付け場所
冬でも暖かい陽だまりのような南向きの場所で、
風の当たらないところに植え付けます。
排水性、保水性がよく、腐食に富んだ土壌を好みます。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
「主幹形仕立て」か、2本の主枝を左右に誘引して、
低い半円形に仕立てた「半円形仕立て」が一般的です。

剪定
レモンは枝の先端付近に花芽をつけるため、
切り返しは行わず、密生した枝や徒長した枝、
弱ったり枯れたりした枝を間引く程度にします。

施肥
3月上旬、6月上旬、11月の年3回、配合肥料を施します。

摘蕾摘果
レモンは四季なり性のため、
夏(7月~8月)や秋(9月~10月)にも開花します。
しかし、樹が疲れてしまうため、夏実、秋実はすべて摘果します。

春実は、葉20~30枚に1果程度を目安に摘果します。

収穫
春に咲いた花は、およそ6ヵ月後に収穫できます。

果実の香りを利用するのなら、まだ緑色のものも美味に使えるため、
9月頃からじょじょに収穫できます。

レモン色に着色するには、12月頃まで枝につけておく必要があります。

特に温暖で霜の降りない地域では、枝につけたまま冬越しをして、
翌年の5月頃までならせておくことができるため、
必要なときに収穫することができます。

>>レモンの苗を各種見てみる