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クランベリーの育て方 庭植え|酸性土壌で乾燥に注意して栽培

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クランベリー(ツルコケモモ)の美しい実


クランベリーはコケモモの仲間で、
ツルコケモモとも呼ばれています。
アメリカやカナダで多く栽培されていて、
アメリカ人に愛されている果実です。

アメリカの農場で、畑に水を張って、浮かんできた実を,
すくい取っている写真を見たことがある方もいると思います。
感謝祭の七面鳥料理には、クランベリーソースが欠かせません。

クランベリーは10月前後に小さな赤い実をつけ、冬には葉が紅葉します。
しかし葉は落ちずに枝についたままで、春には緑に戻ります。


[クランベリー 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
寒さに強く、夏に涼しい気候を好むので、
東北地方以北か、中部地方の高冷地が栽培に向いています。

・品種選び
「スモールクランベリー(ツルコケモモ)」
「ラージクランベリー(オオミノツルコケモモ)」など、
いくつかの品種がありますが、
市販されている苗は外国産で結実もよく、
丈夫なので、どちらを選んでもよいです。

クランベリーは自分の花粉で受粉するので、
1本だけでも収穫できます。


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クランベリーのかわいい花


植え付け時期場所

・植え付け
3月に植えつけます。
植え付け場所の中央に適度な穴を掘り、
掘り上げた土の半量に堆肥、鶏糞などを混ぜ込んで埋め戻し、
その上に何も混ぜていない土を埋め戻します。

苗はポットから抜き、寒い時期なら根鉢を崩さず、
暖かくなっていたら少し底を崩してから植えつけます。
植えつけたら、水をたっぷりと与え、先端を少し切り戻しておきます。

クランベリーは、たいへん乾燥に弱いため、
ピートモスなどでマルチングをし、
乾燥が激しい季節は水やりもします。

・植え付け場所
日当たりの良い、夏で涼しい風通しのよい場所に植え付けます。
酸性土壌を好み、水はけが良く、かつ湿った場所が適しています。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
あまりいじらずに「自然樹形仕立て」にします。

剪定は1月~2月に行います。
株立ち状に樹形が出来上がるので、
伸びた枝先を切り詰め、不要なひこばえや徒長枝、
枯れ枝、混み合った部分の小枝などを間引く程度にします。

施肥
開花後の8月に、配合肥料などを施します。
過肥を嫌うので、肥料は控えめにします。

収穫
クランベリーの収穫は、果実全体が赤く色づいて、
少し柔らかくなった頃に行います。
収穫後は冷蔵庫で保存すれば1~2ヶ月、
冷凍庫では1年以上も保存できます。


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クランベリーでパン作り

>>クランベリーの苗をいろいろ見てみる