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クサボケの育て方 庭植え|関東地方以西が栽培適地

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クサボケのつぼみ


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クサボケの花


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クサボケの実


クサボケは、日本原産のボケの仲間で、
地を這うような低木にナシのような果実がつくため、
「地梨」ともよばれます。
枝にはとげが生えており、短い枝に花がびっしりとつきます。

クサボケの果実は直径3cmほどの球形で、
秋に黄色く熟すため見かけはナシに似ていますが、
香りはリンゴに似ています。
酸味が強いため生食には向きませんが、
果実酒やジャム、はちみつ漬けなどに利用されています。


クサボケ 庭植え育て方

栽培条件

栽培条件
クサボケは寒さにやや弱く、暖地での栽培に向きます。
関東地方以西が栽培適地で、この地域に植えたなら、
日本の気候によく適した植物なので、
夏越し、冬越しに関しては特に行う作業はありません。


植え付け時期場所

植え付け
クサボケは、9月~10月に植え付けます。

根に丸いコブのできる病気にかかりやすいため、
植え付け前に苗木の根をよく確認し、
丸いコブがあったら切り落とし、
切り口に石灰硫黄合剤などの保護剤を塗ります。

植え付け前に、あらかじめ腐葉土を、
よく混ぜ込んでおいてから、植え付けます。

クサボケは水切れに大変弱いため、
植え付け後は根がしっかりと付くまで2ヶ月間と、
真夏と冬に極端に乾燥する場合は水やりを行いましょう。
それ以外では、特に水やりの必要はありません。

植え付け場所
一年を通して日当たり・風通しの良い場所に植え付けます。
深い土壌を好みます。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方と剪定
「自然樹形仕立て」で育てます。

花芽がふくらんでくる2月~3月頃、
混み合った枝や徒長した枝などを剪定します。
丸みのある形をしている花芽を、
切り落とさないように注意しましょう。
ちなみに葉芽は、少しとがった形をしています。

収穫
2月に溝を掘り、緩効性化成肥料を埋め込みます。
8月~9月に収穫できます。